BBQで分厚い鶏肉を焦がさずに中まで火を通せるのかやってみた
バーベキューといえばお肉。今回は分厚い鳥のもも肉を焼いてみる事にした。今回の課題は『鶏肉を焦がさず焼くことができるのか』そして『中まで火を通す事ができるのか』です。
バーベ缶は、焼き網の高さ調整によって火加減を調整できるのでたぶんうまくできるはずである。
バーベ缶で分厚い鶏肉焼きバーベキューレポート
用意したのは肉厚な骨付きもも肉
今回のバーベキューレポートの食材として最適であろう『骨付きもも肉』をセレクトしました。下味として塩コショウ、そしてスパイスがかかっています。
通常、このクラスのお肉をバーベキューで調理するとなると蓋をして弱めの火力で蒸し焼きにするのが基本です。しかし今回はあえて蒸し焼きしません。バーベ缶の火力調整だけでうまく焼きあげてみせます!
焼き始め30秒後、鶏肉の脂で火力が強くなった
鶏肉をのせ30秒くらいたった頃でしょうか。鶏肉から脂が落ちそれが木炭に引火して燃え上がってきました。このままじゃ完全に焦げる!
そこで焼き網の位置を一番高くして、燃え上がった炎が鎮火するのを待つことに。ホント火加減というものは難しいものである。
バーベ缶の焼き網高さ調整の様子
高さ調整の様子を写真に納めておきました。左側がもっとも木炭と近くなった時の様子。この状態はほぼ直火状態で、火力の強さはかなりのもの。20秒もあれば焦げてしまいます。
今回の『分厚い骨付きもも肉』では適さない焼き方ですが、薄いお肉をサッと焼きたい時などには最適な火力位置とも言えるでしょう。
右側は焼き網を最大まであげたものです。これでも熱は伝わり遠赤外線のチカラでじわじわと焼けていきます。最終的にはこの位置より5cmほど下がった位置で焼き上げました。
時間をかけて両面を焼き上げる
分厚い肉をバーベキューグリルで焼き上げるポイントとしては、まず焦らない事。早く焼き上げるため火力を強くしてはすぐ焦がしてしまいます。
片面をじっくり焼き、反対面に返した時の写真が上の写真です。鶏皮が黄金色に焼きあがり、いまのところ調子がいい。
肉は脂が落ちる事によって、大きく火力が変わってくるので基本的に様子を見てあげなくちゃいけません。火が弱くなってきたら焼き網の位置を低くしたり、逆に火が強かったら焼き網の位置を高くしたりなど手間をかけてあげてください。そうすればきっとおいしい鶏肉に焼きあがるはず。
もも肉の焼き上げに10分~15分かけました
今回、初めてバーベキューでのもも肉焼きにチャレンジしました。やはり心配なのは焦がしてしまう事。そのため弱火となる位置でじっくりじっくり焼きあげています。
じっくり時間をかけたせいか、時間にして10分~15分かかっています。見た目には外側は火が通ってますが中の焼き具合がわからないのでこれだけ時間をかけたのです。
見た目はパリッと焼きあがる
若干のおこげはついたものの、全体としてうまく焼きあがりました。バーベ缶の火力調整機能さえ使えば初めての焼き上げでも、ほぼ焦がさずに焼き上げる事ができるようです。
うまく焼きあがった!!、と言いたいところですが今回のポイントは焦がさずに中まで火が通っているのかが重要。さて包丁をいれ中の火加減を確認してみよう。
バーベキューでも分厚い鶏肉を焼き上げる事ができた
恐る恐る鶏肉に包丁を入れてみると『おっ中まで火が通ってる!!』。初めての挑戦ながらうまく焼き上げる事ができたようです。よかったよかった。
今回の結果から、バーベキューであっても分厚いお肉はもう怖くありません。時間をかけてじっくり焼きあげればどんなお肉であっても焼き上げる事ができそうです。
また次回は、火力調整をうまくしないと、調理が難しい食材なんかに挑戦してみようと思います。